
月曜からの仕事に向けて早めに寝ようと思ったら
NHKで「昭和のSL映像館」をやっていて、寝るタイミングを逸してしまった。
何度も再放送してるのにねw
蒸気機関車が廃止にむかっていた子供時代。
消え往く蒸気機関車を追いかける狂騒ぶりは、
昨今の騒ぎなんか比べ物にならないぐらいすごかったと思う。
昭和40年代後半、
そんな大人気の蒸気機関車の中でも最大の人気を誇ったのは「C62」だった。
戦後の増大する鉄道輸送に満を持して投じられた国内最大級・最速の機関車。
でも、僕が写真を撮りに出かけるようになった時は首都圏からはすでに消え、
北海道と広島で細々走る余生。
それでも函館本線を重連で走るC62は鉄道ファン羨望の機関車だった。
周遊券を握りしめて約2週間の北海道旅行をしたのは2回。
当時、北海道に行くと言えば「C62」を見に行くのがお約束だった時代。
そんななかで,へそ曲がりな少年は
北海道の端っこを走る宗谷本線、根室本線、留萌本線に魅かれて
C62にはあんまり関心がむかなかった。
でも、北海道にせっかく行くんだからと有名な撮影地にも向かわず、
あんまり考えずに駅を降りて
すぐに見れるところで気楽に撮った、たった一枚のC62の写真がこれ。
ネガの前後のコマを見ても、これ一枚しか撮っていなかった。
真夏の、じりじりする太陽の中を余市駅から汗だくになって歩き
じきにものすごいスピードで一瞬に目の前を通り過ぎていった。
脳裏にしっかり焼き付いているデフレクタにくっきり刻まれた「ツバメ」のマークが
テレビを見ていたら蘇ってきた。
地味な写真だけど、自分にとって大切な一枚。